2017.09.29,

vol.8 くつろぎながら知的好奇心を刺激する、本のある暮らし

こんにちは!小山佐知子です。
“共働き子育て家庭の「暮らす」「働く」「(共に)育つ」が叶う家づくり”  というテーマで我が家のリノベーションプロジェクトを連載でお送りしています。

第8回のきょうは、私が大切にしたい「本のある子育て」について綴っていこうと思います。

小学生になると本を読まなくなる??

先日、地元の小学校と息子が通う保育園の懇親会がありました。保護者が参加するものではなかったので会での様子は後日園長先生から聞いたのですが、なかなか興味深いお話がありました。

 

「小学校に上がると読書する子としない子がはっきり分かれる」

「年々読書する子が減っている」

 

未就学児のうちは何かと絵本に触れる機会も多く、どこの家庭でも読み聞かせをしている印象があるので、小学生になって読書が好きな子と嫌いな子に分かれてしまうのにはどんな差があるのか、とても興味深く感じたのです。

ちなみに、今年7月には文部科学省が「子供の読書活動の推進等に関する調査研究」の調査結果を公開しています。

 

子どもの読書活動の実態

  • 読書時間・読書冊数ともに、学年があがるにつれて減少傾向にある。
  • 不読率(1か月で読んだ本の冊数が「0冊」と回答した生徒の割合)は、小学生が1割未満、中学生が約1~2割、高校生が約3~4割となっている。
  • 小説等の物語、趣味に関する本がよく読まれている。
  • 児童・生徒の多くは、本の内容を楽しむため、気分転換や暇つぶしのために本を読む。
  • 小学生は、家族や学校からのすすめで、高校生は、メディアの宣伝や広告等からの影響で本を読むことが多い。
  • 本を読まない理由としては、「ふだんから本を読まないから」と答えた児童・生徒が多く、高校生では特に、「時間がなかったから」との回答が多い。

 

絵本の読み聞かせが子どもの感性を豊かにし、想像力を育てることは広く知られていますし、絵本の読み聞かせ 子どもの「自己肯定感」を伸ばすということも言われています。

せっかく幼い頃に絵本に慣れ親しんだのだから、成長しても絵本や児童書を身近に感じてほしい。いずれ読み聞かせを卒業して「一人読み」になったとき、自分から進んで本を手にとって読む習慣をつけてほしい。
語彙力や学力にも大きな影響がある読書は、親の想いとは裏腹に、当の子どもたちにとっては遠い存在になってしまうのでしょうか…。

目指したのはライブラリーのある住まい

本を読まない子どもが増えているという話題をいくつか追ってみてある疑問が沸きました。「そういう大人はどうなのよ?」と。大人がやりもしないことを子どもに口をすっぱくして言って意味があるのか?とということです。 本を読め読めと言う親も、最近の情報源はもっぱらスマートフォンで新聞すら読まない家庭も増えていますよね(我が家も基本はiPadで新聞読んでます)。そもそも大人が本に触れ合う機会を失っているのに、子どもに読書を強制するのはちょっと虫が良すぎると思います。
 思えば私も子どものころ、夏休みに出される読書感想文が嫌いでした。本を読むこと自体は嫌いではなかったのですが、宿題として感想文を強制されることが嫌でいつも夏休みの終わりにギリギリで取り組んでいました。読書って、本来強制されるものではないですよね。
知的好奇心(知識と理解を深めたいという欲求)が湧いたとき、人は自然に本やその他の情報源から物事を調べたくなるのだと思います。だから、いつも身近に本がある状態がいい!
読書をしながらまったりできる時間と空間も大事です。私が大好きな蔦屋書店も、一歩そこに足を踏み入れるとコーヒーの香りとともにやすらぎの空間が広がっています。
大人も子どももリラックスできるリビングに、大きな本棚をつくろう!
ということで、リノベーションの工事と並行して、家具屋さんと本棚づくりの打ち合わせが始まりました。


出典 リノべる。

本好きにはたまらない!リノベーションで、夢のオーダーメイド本棚7選

もちろん本棚の前にはハンモック!リノベといえばハンモック!と思うのは私だけでしょうか?

今日もお読みいただきありがとうございました。

次回は、「リノベ実践!子どもと一緒につくるてづくりの家」というテーマでお送りします。

Posted by 小山 佐知子

共働き未来大学ファウンダー、ワーク・ライフバランスコンサルタント
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