こんにちは!小山佐知子です。
“共働き子育て家庭の「暮らす」「働く」「(共に)育つ」が叶う家づくり” というテーマで我が家のリノベーションプロジェクトを連載でお送りしています。
第11回のきょうはこの家のシンボルである造作キッチンの取り付けの様子をお伝えしながら、共働き家庭の「食育」について考えていきたいと思います!
“食育” が働くママたちを苦しめている!?
突然ですが、みなさんは「食育(しょくいく)」と聞くとどんなことをイメージしますか?
- 農業体験や料理体験をさせること?
- 野菜や魚を食べさせること?
- 無添加の調味料を使うこと?
- キャラ弁をつくること?(これはさすがにないか…!?)
私は働くママのキャリア支援をしていますが、お話していて感じるのは、自分が働くことで子どもに対してどこか後ろめたさを感じているということです。
「働いていてごめんね」という罪悪感のようなものを抱えながら、でも一生懸命仕事と育児を両立しているママたち。彼女たちは専業主婦の母親に育てられてたケースが多く、自分が育った環境と無意識に比較して「仕事していたっていいママでいなきゃ!」とどこか自分を追い込んでいるような気さえします。
子どもを保育園に通わせるタイミングは0歳からが圧倒的に多いので、こと食事に関しては離乳食や通常食のスタート時期と重なって大変な思いをしているママも多いもの。(離乳食づくりの手間暇といったらもう…!苦労して作ったのに食べてくれないとか日常茶飯事ですし)
それでも「子どものため!」と頑張るママ。本当に尊敬します。
食の基礎でもある味覚。私も育児書やネットを頼りにあれこれ学んでは実践してきました。でもこれがまた続かないというか、億劫に感じてしまうというか…。「こうでなければならない」と思い込み、自分を追い詰めてしまうこともあります。
食育は、食を通して生きる力を育むこと
食育とは
さまざまな経験を通じて、「食」に関する知識と、バランスの良い「食」を選択する力を身に付け、健全な食生活を実践できる力を育むこと
出典:政府広報オンライン
難しいことじゃなく、誰かと一緒に料理や食事をしたり、収穫を体験したり、季節や地域の料理を味わったりすることなんですね! 私もできるだけ「〜じゃなきゃだめ」という先入観を捨てて、もっと気楽に考えていこうと思います。
食育が楽しくなりそうな造作キッチンがお目見え!
我が家のリノベーションも佳境に入り、来週末にはここでの生活がスタートします。このプロジェクトのテーマでもある「家族が自然に集える空間」を象徴する世界にひとつの造作キッチンがお目見えです。使い勝手も、デザインもオリジナルなのでワクワクします。
横幅は3メートル超で私の身長(165cm)に合わせて一般的なシステムキッチンよりも高めの造りにしています。家全体の平米数に対して占有率が高めなのでなかなかの存在感を放っていますが、「ステンレス×木」のシンプルなデザインにしたのでとても落ち着いた感じです。天板のステンレスはまだシートに覆われていますが、早く剥がしたいです(笑)角部屋なのでキッチンに窓もあり匂い対策もバッチリ。
廊下がない造りにしたので、このキッチンスペースが玄関や寝室とリビングのつなぎになっています!冷蔵庫やキッチン家電は壁側に造作した棚の中に収まるので生活感が出なさそう!
前の間取りをスケルトンの状態に解体してから1ヶ月。あっという間に新しい空間に生まれ変わりました!引越しの準備を進めながら慌ただしい毎日ですがラストスパート頑張りたいと思います。
今日もお読みいただきありがとうございました!
次回は完成編をお送りしますのでどうぞお楽しみに。