2019.11.13,

育休あるある!? 職場復帰3週間の所感と奮闘記

みなさん、こんにちは。
共働き未来大学プロボノの青地です。

 

9月に『男性による育休取得を悩まれているあなたへ』と題した記事を書きました。

この記事は共働き未来大学のFacebookページやTwitterなどでもシェアし、たくさんの方に読んでいただきました。身近な知人を含めさまざま共感の声をいただき、こうやって言葉にしたり発信したりするのは大事だなとつくづく実感。

特にワーママのみなさんから共感の声をいただいたのが新鮮でした。妻と一緒に “自分ごと” として家事・育児に取り組み、ごくごく自然な言葉で綴ったからこそ働くママに届いたのかな、と思います。

 

さて。
この記事を書いた9月時点では育休中だった私も、娘が1歳2ヶ月を迎えた10月18日から職場復帰を果たし、3週間が経ちました。

今回は、育休が明けて職場復帰した後の所感をレポートします!

 

復帰初日

職場復帰の初日。職場の方への手土産を持って出勤しました。不在だった期間は4ヶ月なので、大したことないといえば大したことないのですが、とはいえ、「挨拶はどうしようかな」「どんな風にお礼を伝えようかな」などとちょっとした緊張感が。

そして、ふと思いました。

「多くのママたちは、もっと長期にわたって職場を離れているわけだよな」と。きっと自分より大きな緊張感の中でその日を迎えるんだろうな…。
人の気持ちを想像するって大事ですね。そういう意味でも育休の取得は糧になったかなと思います。

 

職場に着くと、同僚が温かく迎えてくれました。待っていてくれる人がいる、というのは嬉しいものですね!

育休の取得が糧になったといえば、もうひとつ。

この話は復帰後1週間の感想としてTwitterでもつぶやいたのですが、

復帰して仕事の感度を取り戻していない状態のときに、「家事・育児も全部やってね」という状況だったとしたら…… これは相当大変だろうなと。そんなことを実感しました。

新しい生活リズムに慣れる。離職中のブランクを埋めながら仕事のキャッチアップをする。これだけでも大変なのに、家事・育児を1人で抱えるのは体力的、精神的な負担がかなり大きく、余裕もなくなってしまう…。でも、実際、世の中にはそうやって1人で頑張っているママもいるんですよね…。

育休中に家事育児をこなしたからこそ、それをリアルに感じることができました。
復帰後はストレスが溜まりやすいときだからこそ、このタイミングでのサポートは大事だと思います。

 

我が家の#共働き方 基本形

復帰後の新生活については妻といろいろ話し合い、「(保育園への)朝の送りはパパ、夕方のお迎えはママ」を毎日の基本形にしようと決めました。これがデフォルトで、あとは二人の予定に合わせてフレキシブルに調整しようというもの。

実際、出張や会食、その他業務予定・プライベートな予定も入ってきますが、融通し合って調整していて、今のところうまく機能しているようです。

元々スキルも意識も低かった私(とはいえ “気持ち” だけはありました笑)の場合、育休を取っていなかったらこんなふうに回せていなかったかも…と、今になって思います。

 

育休明けあるある!?

二人とも職場復帰となると、さすがに朝はそれなりに慌ただしくなりますね。娘が “ご機嫌ナナメ” なある朝、朝食の支度に時間がかかってバタバタと家を出た結果、保育園バッグ忘れていることに気づいた時は焦りました。

保育園について、娘の体温を測り、娘を先生に託し、「さ、持ってきた着替えとオムツを補充して…」と思ったら……アレ?バッグがないっ!!!家を出る直前、連絡帳を書いて忘れ物チェックまでしたのに〜〜(泣)

なんてことを復帰後すでに2回経験している私。
保育園の先生はやさしく笑ってくれたのでした……-_-

 

さて、今回は『育休で得たもっとも大切なコト』に触れて終わりたいと思います。

 

『育休で得たもっとも大切なコト』

育休明けのとある週末、妻との何気ない会話の中でこんなことがありました。

育休明け後の生活の話をしていたとき、妻が「何より同じ目線で話したり、相談したりできるのがうれしい」という言葉を口にしました。

育休を取得したことで得たことはたくさんあるけれど、一番はこれなのかもしれない、とこの時思いました。目に見える家事育児への参加もあるけれど、家族としての絆・精神を共有するということ。これが妻の支えになるのかなと実感しました。

ちょうどプロボノメンバーからシェアされたこんな記事で、産後うつのリスク要因は、夫の家事育児の不参加ではなく、『家族としてのまとまりを感じるかどうか』という記事を読んだのもちょうどその頃。

それぞれの家族の状況が1つとして同じではないことを目の当たりにしてきているので正解なんてないですが、夫の家事育児への参加とそれを通じての精神の共有というのが、我が家の幸せのカタチだなと思っています。

 

最後にイベントの宣伝を。11月23日(土)に共働き未来大学主催の

\リアルトーク&ミートアップ/ 男性育休から考える、これからの「家族」と「働き方」

を開催します!

育休取得を通じて得られるものがたくさんあることを身を持って実感した立場として、家族のこと・キャリアのこと・育休の実際・家事育児と仕事の両立などなど、具体的な情報を参加者のみなさんにお届けしたいと思っています。参加者のみなさんの家族・キャリア、そして人生を考える刺激情報になればと思いますので、ぜひいらしてください! お待ちしています!

 

2019年11月13日

青地 広信

 

(訂正)

前回のブログの文末にて、「国会議員の育休取得はあれど、大臣の育休取得は他の国でも聞いたことがありません。」と述べてしまいましたが、フィンランドでは大臣が産休・育休を取り、その間代理大臣がたつという事例を伺いました。勉強不足で大変失礼いたしました。

Posted by 青地 広信

大学卒業後、大手証券会社(出向)にて営業と、シンクタンクにて証券アナリストを経験し、事業会社へ転身。外資系医療機器メーカーにて経営管理に従事し、その間にUS CPAを取得。その後、事業部に移り、マーケティング→事業企画/営業戦略→プロジェクトマネジメントを担当。 プライベートは妻と娘と3人暮らしで、2019年6月半ばから4ヶ月の育児休暇を取得。
詳細プロフィールはこちら

関連記事