2021.03.29,

男性育休推進部(仮称)コミュニティ、キックオフMTGを行いました!

こんにちは! 男性育休推進部(仮称)コミュニティ・リーダーの青地です。
わたしが発起人となって立ち上げたこのコミュニティ。
先日キックオフMTGを開催しましたので、きょうはその内容をお届けします!

 

コミュニティを立ち上げたきっかけ

自身の4ヶ月の育休取得をきっかけに運営メンバーの一人として参画した共働き未来大学。
とあるイベントに登壇している時に自分の育休を振り返る機会があり、その時に自分の口から出たのが、
「“家族の幸せの総和を増やす” ことにつながる時間になった」という言葉でした。

 

日本の男性育休取得率は2019年度で7.48%。そのうち多くがごく短期の休業取得に留まっています。
実質、ほんの一握りの男性しか育児休業を取っていないのが現状なんですね。
だからこそ、男性にとって、あるいはその家族にとって、「育休」がより身近で容易に “選択” できる社会になったら、日本はもっと生きやすくて豊かな社会になるだろうなと。

 

共働き未来大学のビジョンは「“共に働く” を楽しめる社会をつくる」。
100家族あれば100通りの「共働き方」があると思います。

なので、このコミュニティも「男性の育休取得、絶対!」と言いたくて立ち上げたわけではありません。
家族の状況を考え、男性も育休取得を選択肢として当たり前に考えるようなそんな社会に近づいたらいいなという想いで立ち上げました。
(ここまでの経緯は、ファウンダー小山のブログを読んでもらえると幸いです!)

\男性育休推進部(仮称)発/ 出版も視野に、男性の家庭進出を推進していきます!

 

どんなコミュニティにしていきたいか?

コミュニティの持続的な運営ってとっても難しいです。
どれだけ想いがあっても、参加しているメンバーの負担になってしまっては本末転倒なので。
だから、メンバーにとっても、コミュニティから影響を受ける方々にとってもハッピーなコミュニティにしたい。

 

そこで、共働き未来大学の運営チームにも意見をもらいながら、このコミュニティのミッション・ビジョン・バリューと活動の方針・内容を仮決めしました。

意識したのは、

  • 一旦、有期の活動とする
  • ゴールとして、「コミュニティ発の本を出版する」という目標を設定
  • バリューとして、ワクワク主義や疲れたら休む主義、本音で話せる場作りなどを掲げて、内発的動機を尊重できるような環境作りを大切にする

ということ。

用意した資料より

スケジュール感や今後のアクションイメージをスライドにおこして、キックオフMTGの準備は万端!

用意した資料より

 

しかーし!
みなさん忙しいこと、それから「急遽、妻の仕事で子どもの寝かし付けになってしまい、遅れて参加します」なパパさんも。
ということで、結局準備したスライドは1枚も使うことはありませんでした!(笑)

まったく問題ありません!
育児には予定外はつきものですので、こんなことは想定の範囲内。
臨機応変に、柔軟に動けるのも、コミュニティを持続的に運営する上で大事ですから。

 

雑談の中にキーワードあり

そんなこんなで少人数ではありますが、キックオフMTGが始まりました。
((バーチャルで)よく会っている方、久しぶりの方、初めての方が集まりました!)

雑談の中からたくさんのキーワードが出てきました。

働き方や共働き方、家族の在り方、家族とキャリアの両立をすごく考えているみなさん。
とっても勉強になります…

 

▶今の働き方:
被雇用に頼らない暮らしを手に入れるため、今は夫(自身)がスキルを付ける時期と決めているメンバー。
裁量労働制の環境下、「9-18時=勤務時間」ではなく、起きてから寝るまでの時間割を柔軟に組み立てている。
だから副業もできるし、日中の時間帯にテニスもできる。
「男性育休含めて多様な働き方を選択できる世の中になれば」との想いで参画してくれています。

 

▶育休を「取らない」という選択:
お子さんが生まれた直後ながら、家族のサポートもあるため、育休を「取らず」に働くことを選択したメンバー。
昨今の世論から、むしろ育休を取らないという選択に後ろめたさを感じてしまうような社会の空気に違和感を覚えているそう。

 

▶「育休を取ること」が目的ではない:
育休の取得って目的にはなり得ないんです。
豊かな人生を築きたい・支え合いによる家族の幸せを育みたい・中長期的な夫婦でのキャリアを構築したい…が目的であって、育休の取得はあくまで目的を達成するための手段でしかない。
だからこそ、「取らない」という決断も立派な選択肢。
日本は、「取る」「取らない」の選択肢があるというよりも、「取りづらい」ないしはそもそも育休取得について検討する土壌にないというケースが多そう。

 

▶育休をとって得たもの:
1年の育休を取った〇〇さん。
海外で過ごしたことが注目されるが、むしろ「キャリアの棚卸しができた!」と言っていたのが印象的。
妻が仕事やスキルアップに時間を使うためにその間、夫が育休復帰後も時短勤務した〇〇さんご夫妻。
これからの動向にも注目!
育休を取って得たものはさまざま。

 

▶男性の育児参加:
育児に対して、男性はまず妻の後方支援から入り、そしてなんとか追い付いて並走…という構造が多い。
後方支援から入った段階で妻から怒られてやる気を失ってしまうパターンも多いのでは。
実は産後直後に同時に育休に入るとスタート地点が同じになるので、そのような構造的に生まれがちなギャップを解消できる。

 

▶コミュニティ発の男性育休啓蒙本:
体系だった育休本はすでに世に出ているので、共働き未来大学のコミュニティが出すなら、等身大が売りのポジショニングを活かした尖った内容にしてみては?
失敗談のみで構成するとか、キレイごとばかりでない「リアルすぎる育休本」とか…!

 

キックオフを終えての所感

男性の家事・育児参加を支援するコミュニティや男性育休の推進を掲げる活動も多くある中、
共働き未来大学プラットフォーム発のコミュニティの意義ってなんだろう???と、模索の中で始めることを決意した男性育休推進部(仮称)。

 

キックオフを終えて感じたことは、肩肘はらずに自分たちも楽しみながら活動していけばよいんだということ。
なぜなら、メンバーと話をしているとわたし自身も新たな気付きや学びをもらったり、ポジティブな気持ちになったから!
我々自身の成長とこのような”場”を大切にしながら影響の輪を拡げていけば、おのずとこのコミュニティらしい役割が果せるのでは、と強く思いました。

まだまだ先が見えないのは事実ですが、メンバーのみなさんと1つ1つディスカッションを積み上げていき、社会に残せるものを形にしていきたいと思います。

 

“2週間後にクラハで会いましょう!”

「本を創ろう!」というひとつのゴールはモチベーションにはなりますが、これまた目的ではなく手段です。
ですので、焦って本の内容を検討するのではなく、まずはコミュニティメンバーで本質的な議論を深めていく予定です。
ただ、そのディスカッションをコミュニティ内に留めておくのはもったいない。
そんな機会も通じて共感の輪を拡げていきたいので、今後のMTGはClubhouseに一部、場を移します!!

 

Clubhouseは、2週間に一度くらいのペースでやっていきます。
今のところ、隔週水曜日午後21時から1時間以内を目処にムリなくやっていきたいなと思っていますので、少しでも興味を持ってくださった方はClubhouseを覗きにきてください!
次回は4月7日(水)21時から。
※別途、共働き未来大学よりClubhouseでのイベント告知をいたします。

 

少しでも興味を持っていただけたら、お気軽に遊びに来てください。
お待ちしています!

 

\コミュニティ参加者募集!/
共働き未来大学の各コミュニティは、会員制(無料)となっており、事前の登録が必要です。
現在、募集概要とエントリーフォームを準備中となっており、後日公式ページでお知らせいたします。

 

Posted by 青地 広信

大学卒業後、大手証券会社(出向)にて営業と、シンクタンクにて証券アナリストを経験し、事業会社へ転身。外資系医療機器メーカーにて経営管理に従事し、その間にUS CPAを取得。その後、事業部に移り、マーケティング→事業企画/営業戦略→プロジェクトマネジメントを担当。 プライベートは妻と娘と3人暮らしで、2019年6月半ばから4ヶ月の育児休暇を取得。
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