こんにちは!共働き未来大学キュレーターの吉田さかえです。
私は2歳の息子を育てるワーキングマザーで、現在は日系グローバルメーカーで人事として働いています。管理職として責任ある仕事を任せていただき、忙しくも充実した日々を過ごしている私にとって、最近の一番の楽しみは、「息子との旅行」です。
今回のコラムは、私が今年から実践している「母子旅(ボシタビ)」についてご紹介します!
きっかけは週末のワンオペ育児
我が家は、夫が建築関係の仕事をしているため、週末は基本的に夫不在の母子家庭です。平日フルタイム勤務の私にとって、土日がワンオペ育児になりがちなこの状態は正直辛い、と感じたこともありました。でも、日ごろから夫婦の会話の時間をしっかり持ち、自分たちらしい共働きの形を模索し、試行錯誤してきた中で、ある時ふと気が付いたのです。
「週末を活かして、母子2人で旅行に行けばいいんじゃない?」と。
もともと私は大の旅行好き。特に海外へ出かけるのが好きで、これまで27カ国を訪問してきました。これからも、もっともっと世界のあちこちにもっと飛びたいと思っています。けれど、子どもが生まれてからはなかなかそうもいかず、とても海外なんて考えられる状況でもありませんでした。「子どもを連れて遠くへ出かけるのは大変(難しい)」、「小さい子どもの体には負担が大きくてかわいそうかも」。そんな思い込みが強くあり、動きたいと思う自分にブレーキをかけていたのです。
でも、ふと気が付きました。「本当にそうなのかな?」と。
行く!と決めれば早かった
よちよち歩きの小さな子どもと二人での旅行は自分1人で気ままに動ける旅より確かにずっと大変です。荷物も多いですし、準備もいろいろしなくてはなりません。でも、だからといってそのことが「旅行をセーブしなくてはならない」という理由はないんですよね。もちろん、子どもの安全を最優先して考えなければなりません。でも、「行きたいなら行けばいいじゃん!」と気がついたら、答えは明確でした。
“行くと決める” 。そう、それだけだったのです。
2017年6月、4日間の行程でいざシンガポールへ!
ボシタビ、記念すべく最初の旅行は、息子が2歳になる直前、行先はシンガポールに決定しました。そして2017年6月、無事4日間の行程で楽しんでくることができました。
旅は、思い込みに支配されて自分らしさをどこか失っていた頃の自分からすると考えられないほど充実したものでした。「思い切ってよかった!」というのが正直な感想です。「やってみたら、なんてことない」「意外とできる」というのも、初めてのボシタビで感じた本音です。この経験をきっかけに、次の旅行も計画中。子どもの体調を第一優先に、こちらも決行できると嬉しいなと思います。
ボシタビ推進委員会発足!?
そんな私が今、私やりたいと思っていること。それは、母子2人での旅行を広める「ボシタビ推進委員会」です。構想段階の今はまだ委員は私一人だけですが…(笑)。でも、この推進活動を行うことで、日本のママたちにもっと自由に、もっと欲張りになってもらえたら!と思っています。
日本では、育児はもちろん、ママが働くことにおいても、まだまださまざまな固定概念があります。そんな社会の中で、私たちは無意識のうちに「こうでなければ」という思い込みに支配されています。でも、その鎧を一枚ずつ脱いでいくことで、ママたちはもっと自由になれるし、自己肯定感が高まると感じているのです。ボシタビは、あくまでママの気持ちをもっと自由にするための一つのフック。でも、こんな私だからこそ伝えられることはたくさんあるんじゃないかな?という気持ちでこの記事を書いてみました。
ここまでお読みいただきありがとうございました!
次の記事では、私が「ボシタビっていいな」と思う3つの理由を、順番にご紹介したいと思います。