こんにちは! プロジェクトメンバー・ライターの今井明子です。
爽やかな日々が続く、お出かけの楽しい季節ですね。
しかし、この季節、着るものに悩みませんか?
最高気温を見て「今日は暖かそうだな」と思い、朝にドアの外に出ると、思いのほか寒くてびっくり!」ということも多いはず。
もしくは、朝が寒いのでニットを着て出かけたら、昼間が暖かくて汗ばんでしまったのに「脱げない…」なんてこともありますよね。
そして日によって気温の変動が激しいのもこの季節ならではです。服装の判断を間違えると、子どもが風邪をひいてしまい、熱でも出されたら仕事の調整が大変なことに!
どうすれば、服装の判断ミスを防ぐことができるのでしょうか?
時系列予報を活用しよう
皆さんは服装の判断をするとき、天気予報のどこを見ますか?
最高気温と最低気温をチェックする人は多いと思うのですが、もしそれしかチェックしていないのであれば不十分です。できれば、「時系列予報」をチェックしてほしいと思います。
出典:気象庁HP
上の画像は気象庁HPですが、同じ体裁の予報は、日本気象協会やウェザーニューズなどの天気予報アプリにもあります。つまり、1日の中で気温や天気、風の様子がどのように変化するのかがわかる予報です。
これを見ると、最高気温と最低気温を記録する時間がわかります。なので、朝出かける時間と昼間、そして帰宅する時間の気温をチェックすることができるのです。
ちなみに、気温と服装の目安はだいたい下記のとおりです。
25℃以上 …… 半袖シャツ
25℃未満 …… 長袖シャツ
20℃未満 …… 長袖シャツ+カーディガン
16℃未満 …… セーターもしくは長袖シャツ+ジャケット
12℃未満 …… 薄手のコート
8℃未満 …… ウールなどの冬物コート
5℃未満 …… ダウンコート
とくに今の季節は朝と昼の寒暖の差が激しいので、羽織りもので調整できるような服装で外出したほうがよいでしょう。また、必ずしも最低気温が朝で、最高気温が昼過ぎにくるとは限りません。
たとえば、1日中雨で、ずっと北風が吹いている場合、朝に最高気温を記録することもあります。
そういう意味でも、最高気温と最低気温が何時ごろに来るのかがわかる、この時系列予報をチェックすることが大切になってくるのです。
体感温度も頭に入れて
もうひとつ、服装を判断するにあたって頭に入れておいてほしいのが、「体感温度」です。
同じ気温でも、風が強いほど体感温度は低くなります。
体感温度は湿度にもよるのですが、だいたい風速1m/sにつき体感温度が1℃下がるといわれています。
風がなくても、自転車で子どもの送迎をしている人は、自転車による風を考慮しておいたほうがよいでしょう。これについては私自身もハッとしたことがありました。
娘が1歳のとき、ある日いきなり自転車の前の座席に乗ることを泣いて拒否し、抱っこ紐での送迎を求めるようになったのです。しかし、そのうちまた前の座席に座ってくれるようになったので、一時的なわがままだとばかり思っていました。
しかし、娘が3歳のときの晩秋のある日、「自転車は寒いからイヤ」と言い出したのです。それで、「ああそうか、あのときの乗車拒否は、寒いからだったのか」と思い至りました。
自転車というのは、こいでいる親自身は体を動かしているのでさほど寒く感じないのですが、ただ乗っているだけの子どもは思いのほか寒く感じているのですね。
自転車の速度は3~5m/sだといわれているので、気温から3~5℃引いた数字が子どもの体感温度だと思っておくとよいでしょう。
風が強い日は、より暖かくしておくだけでなく、風を通しにくい素材の羽織りものを羽織ることも忘れずに。
ちなみに、先ほど紹介した時系列予報でも、風の強さは表示されています。
街に住んでいる人は、台風が来ない限り風の予報までチェックすることはあまりないと思うのですが、見ておくだけでかなり抜かりのない寒さ対策ができます。
天気予報をうまく活用して、できる限り風邪を予防したいものですね。
(といっても、子どもの寒さの感じ方は、大人とは違うので、何かを羽織らせようとしても「いらない」といわれることもしばしば。そのときは……仕方ないですね!)