2020.06.27,

「同居婚」→「通い婚」になってみて、改めて考える家族のあり方

こんにちは!プロボノの髙山 優です。

今回は、家族と離れて暮らす私の目から見た「家族のあり方」について考えてみたいと思います。

私は30歳のときに新たなステージへのチャレンジとして転職を決意し、地元大阪に妻と娘2人を残して東京で単身赴任しています。大阪に帰るのは2か月に1回のペースで、その際は仕事をテレワークに切り替えて1週間ほど滞在します。

転職の目的はステップアップ、キャリアアップだったので、単身赴任による  “通い婚” になったのは副産物的なものでした。この生活を続けているといろいろなものが見えてきて、改めて「家族とは?」を考えることも多く、今回はそんなお話をさせていただこうと思います。

私が考える通い婚のメリット・デメリットを挙げてみようと思います。ただ、これは一般的なものではなく、あくまで私が両方のケースを経験し、それらを振り返って気づいたものです。

 

通い婚のメリット

  1. 仕事に没頭できる
  2. 家族に対して優しくできる
  3. 家庭におけるストレスが減る

 

1、仕事に没頭できる

正直、これは人によって考え方がかなり異なると思いますが、たとえば仕事が好きでスキルアップやキャリアアップに関心が高く、そのために多くの時間を必要としている人であれば仕事に没頭できる環境はメリットが大きいと思います。

以前の暮らし(同居婚)だった時は、専業主婦の妻が家事や育児をある程度担当してくれていましたが、仕事や学習などのインプットに多くの時間を費やすことはできませんでした。そもそも家族みんなで暮らしているので、自分が集中したいタイミングで仕事ができなかったり、集中し始めたタイミングで何かしらの横やりが入ったりは避けられませんでした。その点、今は、睡眠時間以外のほとんどの時間を仕事やインプット、プロボノ 活動などに費やすことができ、最大のパフォーマンスが出せています。

 

2、家族に対して優しくできる

これに対しては「いやいや、常に優しく接しなさいよ!」という声が聞こえてきそうですが、本当にできている人っているのでしょうか? 私自身はもともと子どもが大好きで、周りからもイクメンなどと言われていましたが、一緒に暮らしていたときは、たとえば子どもと遊んでいるときもついついスマホをいじってしまったり、疲れてしまうので手を抜いたりしてしまっていました。また、妻に対しても「ありがとう」といった感謝の言葉や、気遣いがしっかりできていなかったと思います。

通い婚になってからは、子どもに対して全力で向き合い、遊ぶようにしています。仕事の時以外は寝るまでほとんどスマホを見ることなく、外で遊ぶ時も子どもが帰りたいというまで一緒にいます。感情に任せて怒ってしまうこともなく、普段会えてない分の時間を埋めるかのように限られた時間をおもいっきり楽しんでいます。妻に対しても、言葉選びなど気を付けて、いつもより感謝の言葉を多くすることを心がけております。また、子どもと全力で遊ぶことによって妻の負担も減っているようで、それも孝行の一つになっています。

 

3、家庭におけるストレスが減る

夫婦である前に一人の人間であり、それまでの環境で当たり前になっていることや、ルールなどが存在し、お互いの妥協点を見つけて生活をしていると思いますが、それがほぼなくなるのです。

たとえば、以前であれば掃除の仕方や食事の好みやタイミング、お風呂の入るタイミングなど、書ききれないほどのちょっとした違いで口げんかになりました。通い婚は、それぞれの暮らしの中にルールがあり、1,2週間程度であればわざわざそのルールに口出しすることもありません。育児に対してやお金の管理などは口論になってでも妥協を許さず話し合ったほうがいいと思いますが、それ以外のことは「喧嘩をしない」「ストレスをためない」を優先してお互い接することができるので、これもメリットだと思います。

 

通い婚のデメリット

メリットが3つあったのに対して、デメリットは実は1つしかありません。でも、だからといって「通い婚が素晴らしい」ということではなく、たった一つのデメリットが実は最もつらい部分です。それが、「家族と触れ合えない」ということです。

娘たちを抱っこしてあげたり、一緒に寝たりなど触れ合えないので、ここは同居婚の最大の幸せでもあり、通い婚の最大のデメリットだと思います。娘は4歳と1歳なので、急速に成長するこの時期を間近で見られないのは、親として非常に心苦しい部分もあります。ここは私自身かなり葛藤しました。いろいろ考え、話し合い、家族を裕福にさせるための収入アップとキャリアアップのために覚悟して選択しました。

一般的には、たとえばプライベート面の心配(浮気の不安など)ありますが、この部分はそういう記事がたくさんあるので、今回はあえて触れないでおこうと思います。

 

最後に。

「家族のあり方」は家族の数だけ存在すると思います。なので、私のような通い婚も賛否あると思います。ただ、私は実際にやってみて、一つのスタイルとしてはありだと感じています。

デメリットを少しでも低減させるための方法として、私のおすすめをご紹介させていただきます。それは「朝のルーティンをビデオ通話でやる」です。これの一番の目的は毎日お互いの顔を見て会話することで子供の成長を見ることができる事と1歳の子供に父親だという事を認識してもらうことですが、もう一つの狙いとして「習慣化」です。

私はプライベートでテニスをしているのですが、それのための身体づくりのためと健康維持のために妻と毎朝「筋トレ」をしています。一人だとなかなか「習慣化」されないですが、誰かと一緒にすることで、モチベーションが上がらない時でも続けることができますので、おすすめです。

 

Posted by 高山 優

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