2017.11.20,

【開催レポート1】10/21 共働き未来大学キックオフイベントを開催しました!

こんにちは!プロボノスタッフのカオリです!

10月21日に、共働き未来大学のキックオフイベントを開催しました。
テーマは、「スクラップ&ビルド − 思い込みを捨てて、欲しい未来を手に入れる−」
開催レポートの前半をお送りします!

会場は、株式会社ワーク・ライフバランス(東京都港区)のセミナールーム。
キッズルーム完備で、赤ちゃん連れの来場者にも安心して利用していただけました!

最初に、学長の小山から共働き未来大学の立ち上げについて、きっかけやビジョンの発表を。

「共働きは辛い」を「共働きは楽しい」へ変えよう!

まず、小山自身の経験から、新卒で入った会社で最年少管理職となったこと、楽しく忙しく働いていた30歳で突如「不妊治療と仕事の両立」という壁にぶつかったことで特に女性のキャリアは短距離走型(総合職で意識が高い人ほど、外的要因によって息切れを起こすケースが多い)である、といった話がありました。

特に、女性は結婚や出産といったライフイベントが仕事(の仕方や方向性)に及ぼす影響が大きいので、Life(生活)とWork(仕事)の二者択一を迫られるケースも多くあります。多くの働く女性を見てきて、当時の小山同様「どちらかを諦めなきゃいけないのかな?」と悶々と悩んでいる人もいまだたくさんいます。特にライフイベント期の女性の働き方としては酷な環境(長時間労働や職場の理解不足)であればあるほど、それでも仕事が好きでやめたくない!と思う女性は無理をしてでもなんとかしようと試行錯誤します。家庭を持ち、母になって二足・三足のわらじを履きながら頑張っている姿に「ああ…あんな風にはなりたくない」と思われる。また「やっぱり共働きって大変なんだ」と下の世代が感じてしまっても不思議ではありません。

そんな、「共働きは辛い」を「共働きは楽しい」へと変えていきたい!という想いから、この共働き未来大学がスタートしました。

現在、7名の社会人プロボノの協力で運営しています。私たちが考える共働きの定義は、「共に働き、共に育つ」です。『共働きを楽しもう』を合言葉に、これからの〝働く〟と〝生きる〟をみんなで考え、多様で新しい共働きの形を見つけていきたいと思います。

〝自分らしく働く〟

小山の登壇に引き続き、次に3名によるトークセッションが行われました。

テーマは、〝自分らしく働く〟。

お話をお伺いするのは、共働き未来大学のプロボノより、企業勤めワーママの吉田さかえ(以下 さかえ)、フリーライターのIkuko Yamada(以下 Ikuko)。そして、共働き未来大学でもコラムを執筆してくださるフリーライターの村上杏菜さん(以下 杏菜)。

3人とも、お子さんをお持ちのママで、Ikukoさん、杏菜さんは、子どもを保育園に預けず働く「子連れワーキング」を 実践しています。

〝ママの働き方〟と〝チーム育児〟まずは、お願いしてみよう!

以下、トークセッションの内容をまとめてみました!

さかえ:今の勤務先には、私と同じようなワーママがいません。そのせいか、私が時差出勤などの制度を使うと目立ってしまいます。せっかくの制度なので自分がロールモデルになるつもりで使っています。在宅ワークの制度も使ってみたいです。

私は通勤が1時間以上かかるので、保育園へのお迎えは、夫や義母にお願いしています。私と夫、義母や保育園の先生みんなで組んだ〝チーム育児〟で、子育てと仕事を両立しています。

Ikuko:家で仕事ができることを子どもに見せたい想いから子連れワークをしています。義母が「女性は、一度ストップしてしまうとエンジンがかかるまで時間がかかる。仕事を続けられるなら頑張りなさい。」と協力してくれることが大きな支えです。周囲の協力がなければ子連れワークはできません。企業へ打合せに行く際には、子連れワークのことを話してみます。子どもを連れて来ていいと言ってくださる企業もあります。
私は、今、Lifeを充実させたいので収入を諦めました。ブランクが出来ずキャリアを継続できるよう長期的に考えて、Workをセーブしています。

杏菜:実母や一時保育専門の保育園、ベビーシッターやファミサポなどを活用しています。他人を家に入れるのが嫌でしたが、ベビーシッターを一度お願いしてみると案外平気でした。子どもと過ごす時間を検証した結果、今の働き方に落ち着きました。私は効率よく働くよりも、ある程度時間をかけて好きな仕事をすることが満足できることも分かりました。仕事をセーブしているので、収入は諦めています。

未来に向けた種まき。自分のスキルの幅を広げる。プロボノ参画。

次は、これからの働き方をどう作っていこうと考えているかについて。

杏菜:フリーランスは、自分次第で小さくも大きくも働けます。今は種まきと考えて仕事を継続し、未来につなげたいですね。

Ikuko:世の中にライターはたくさんいます。唯一無二の存在になれるよう、自分のスキルの幅を広げプラスαになるものを身につけていきたいです。

さかえ:人の支援に興味があります。いろいろなプロジェクトにプロボノとして参画し、さらに経験を重ねていきたいです。

まずは前半のレポートをお読みいただきありがとうございました!
後編に続きます。

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