こんにちは!プロボノメンバーの山田明香里です。
9月に入りましたが、まだまだ暑いですね!
さて、共働き未来大学では、9月7日(土)、江東区男女共同参画推進センターとこうとう若者・女性しごとセンター共催のセミナー『自分らしく働きたい!を叶えるための“共働き”入門セミナー』を運営させていただきました。
土曜日のお昼という貴重な時間帯にも関わらず、暑い中、多くの皆様にお越しいただき、大盛況で終えることができました。今回のイベントは「託児あり」ということもあり、小さいお子様をお連れの方もいて、終始、和やかな雰囲気でした。
キーワードは「家族の巻き込み」と「タイムマネジメント」
ここからは、当日のタイムテーブルに沿ってレポートしますね!
イベントでは、開始前の時間を使い、参加者の皆さんに「参加理由」と「聞いてみたいこと」を付箋に書いていただきました。
それらを模造紙に貼り、グルーピングしたのがこちら!
関心のあるテーマとしてあがったのは、
- 家事(夫、妻をいかに巻き込むか)
- 時間タイムマネジメント(効率的な仕事と家事の両立の仕方)
- 働き方の見直(復帰に向けて、または子供の小学校入学に向けて)
- 共働きする家族(実の娘夫婦)へのサポートのしかた
など。
ファウンダーの小山によるミニ講演では、「なぜ今共働きなのか」について、社会情勢を踏まえたお話がありました。
労働人口が減少し、社会構造が変わるため、働き方改革は、待ったなしの状況。
人生100年時代と言われるこれからの社会では、誰もが何かしらの形で、LIFE SHIFT/ライフ・シフトしていかなければならなくなります。リンダグラットン氏の『ライフ・シフト』がベストセラーになり100年時代の人生戦略を意識する方も増えましたが、具体的に何をしよう?という方は多いはず。
- 「従来の “男性が働き、女性が家庭を守る” システムが機能しなくなっている」
- 「長生きする時代だからこそ、パートナーと一緒に家庭を運営し続ける力やお金を生み出す力も必要になり、パートナーシップはこれまで以上に求めれる」
といった話に、深く頷く参加者のみなさんの姿が印象的でした。
#共働きあるある オンパレードのパネルディスカッション
ミニ講演の後は、本日の目玉でもあるパネルディスカッションが行われました。
- こうとう若者・女性しごとセンターのキャリアアドバイザー遠藤さん
(お子様は30歳と25歳と共働き、子育ての大先輩!) - 4人のお子さんの子育てをされている亀田さん
- 共働き未来大学プロボノで、現在2回目の保活に奮闘する宮下
- 共働き未来大学プロボノで、現在4ヶ月間の育児休暇を取得中の青地
皆さんととても興味深い (^^)
※左から、小山、遠藤さん、亀田さん、宮下、青地
自己紹介では、さっそく以下のような「#共働きあるある」が!
- 寝かしつけているうちに、一緒に寝落ちして朝後悔
- 親世代との仕事や子育ての価値観が異なり、世代の差を感じる
- お互い「疲れた」って言わないようにしてるけど、つい出ちゃう…
- ここぞ!という仕事のアポや案件の日に限って子どもが熱を出して保育園から連絡が来る
私が個人的に印象的だったのは、亀田家のお話でして…少しだけご紹介しますね。
亀田さんは、転勤などの経験もあり、保活については比較的スムーズに進めることができたそうですが、行政のイベントや、区報などの情報を知っているか知らないかで、結構大きな助けになるという話もありました。亀田さんの家族は『プロジェクトチーム』という感覚で、仕事と育児と家事を分けて考えないというお話をされていて、とても刺激になりました。
いかに段取りよく、効率的に進めるか、「株式会社亀田家」として、あるものをどう生かすか、タスクを抽出し、やりながらどんどん循環させ、習慣化、効率化させていくかという、お話、うなずくしかありません!!やはり、こまめに夫婦でのコミュニケーションも大事で、「定例会議はないが、緊急会議はある!(笑)」とのご意見も!
また、突発的な課題(最近、ガス給湯器が突然壊れたようです(汗))では、今資産はどれだけあって、今誰が動けるのか、判断して動いているといったエピソードは、個人的にとても為になりました!
やはり、家族を運営していくということは、リスクヘッジをいかにするかも大切で、両親どちらかが死んでもやっていけるようにリスクヘッジしているという亀田さんのお話は、とても大切なことだと思います!
パネルディスカッションでは、共働き未来大学プロボノの青地による「4か月の男性育休取得体験談」も、また参加者のママたちにはとても興味深く映ったようです。
※共働き未来大学では、11月に男性育休のイベントを実施しますのでお楽しみに!
女性(妻)が働くことで家族の幸せの総量が増える
パネルディスカッションでは、「女性が働くことの意味」についてもさまざまな意見が出ました。働く女性当事者の視点はもちろん、男性からの意見もまた勉強になるものばかり。
中でも、名言として飛び出したのがこの言葉。
「妻が働くことで、家族の幸せの総量が増える」
収入面で安定したりリスクヘッジできるというのはもちろん、妻が働くことで家庭としての結束が強くなるのが共働きのいいところ!といったお話が具体的なエピソードとともに語られました。
「家事や育児をワンオペにせず、夫婦が当事者意識を持って行うのか」といったリアリティある話題には、「夫が協力してくれない」「どうやって巻き込んだらいいかわからない」といったモヤモヤを抱える参加者が食い入る様にメモを取っていらっしゃいました。
遠藤さんのお話の中で、「お互い好きなことをうまく担当するよう、分担するとうまくいく!」というお話がありとても参考になりました。家庭運営のタスクとして絶対にやらなければならない家事については、得意なものを上手に分担できるといいですね!
夫婦が当事者意識の温度感を揃えることから
パネルディスカッションの後は、グループごとのシェアタイム。パネラーへの質問や、日ごろの悩みなど、参加者からも積極的な意見がありました!
今回は女性の参加が多かったこともあり、夫の巻き込み、協力促進についてのお悩みが多かったのですが、男性パネラーや参加者と対話していくうちに、具体的な声かけやコミュニケーションの方法のヒントも出てきました。
- 家庭の中の課題にまずは気づいてもらうきっかけづくりが必要
- オブラートに包まず、単刀直入にストレートに「○○やってほしい!」と言う
なるほど、大事なのは、マインドチェンジなのかもしれないですね!
最後に、個人ワークとして、『#共働き方 見える化 未来づくりシート』を配布し、家庭運営の課題や理想についてあぶり出しました。
家族の形は家族の数だけ、夫婦の形も本当にそれぞれ。
日々の暮らしの中での分担だけでなく、3年後、5年後も見越してどうありたいかを話し合うこともまた大事ですね。そのためには、共通の意識を持っておけるとスムーズだなと感じました!
今回のセミナーは、様々なご意見やノウハウをたくさん聞くことができ、我が家も早速取り入れたい内容が目白押しでした!私もワークシートを夫とやってみます(^^♪
最後まで、お読みいただきありがとうございました!
『#共働き方 見える化 未来づくりシート』は近日中にサイトよりダウンロード可能になります!
ぜひご活用ください♪