2020.03.10,

子どものそばにいながら、働く。東京メトロの託児付きワークスペースに密着!

新型コロナウィルス感染症対応の学校一斉休校で、共働き家庭の生活にさまざまな影響が出ていますね。在宅ワークや子連れ出勤を積極的に導入している企業もありますが、「子どもが近くにいると集中できない!」「仕事がなかなかはかどらない!」という声が編集部にもたくさん届いています。

 

今回、ご紹介したいのは、子どものそばにいながら集中して仕事ができるワークスペース、『room EXPLACE(ルーム・エクスプレイス)』です。東京メトロが運営するこちらの施設は、東陽町と門前仲町に2店舗あり、どちらも託児付きキッズルームを併設しています。2019年3月のオープン以来、たくさんの方に親しまれているということで、編集部では、1周年を迎えられたroomEXPLACEを取材しました!

 

また、今回、roomEXPLACE主催、共働き未来大学共催でパパママ向けのイベントを実施しましたので、合わせてご紹介します!

 

子どもをそばに感じながら働く。仕事をしながら育てる

東京地下鉄株式会社 新規事業推進担当の桶田 麻衣子さんによると、働き方が多様化する中、“これからの働き方” に寄り添える場所を作りたい!との想いからこの事業がスタートしたそうです。ちなみに、roomEXPLACEという施設名称には、カンガルーの rooとメトロのMで “room” 、“EXPLACE” は造語で “外に拡がる場所”という意味を込めたとのこと。沿線に住む子育て世代のライフスタイルをサポートしたいという想いが伝わってきます。

 

桶田さん自身も小学生と保育園児2人の子どもを持つママとして、育児と仕事の両立にはさまざまなご苦労があったそう。「親になると、なかなか一人になれる時間が取れないんですよね。このスペースは、仕事場としての活用はもちろん、育児中のパパやママにとって息抜きする場にもなればと思っています」と語ってくださいました。実際に、読書をしに来るパパやママも多いそうです。確かに、雨の日などは行く場所もなく困った経験のある方も多いのではないでしょうか。こうした場所があると、本当に助かりますね。

 

施設内には広々としたキッズスペースが設けられており、託児サービスを利用すれば子どもをそばに感じながら仕事に集中したり息抜きができます。

活用のしかたは人それぞれ。学びの機会も充実!

 

「仕事や息抜きをする場所の提供だけでなく、ここに集うみなさんをつなぐコミュニティとしても意義を感じていただけるよう、さまざまなプログラムを開発しています。」と桶田さん。

たとえば、月に2回ほど開催している「親子サークルタイム」は予約不要で参加費も無料(※)とのこと。親子で参加している間はワークスペースもキッズルームも料金が発生せず、会員以外の方も参加できるそうです。

他にも、江東区在住のママを対象とした無料プログラミング講座も開催中(※)です。「出産や子育てで離職したけれど、再就職・復職したい」「就職を希望しているものの、スキル習得にお金を使うのは難しい」など、就労やスキルアップを希望するママを応援するのが目的とのこと!ママの就労やスキルアップにも役立てられそうで嬉しいですね。

(※) 掲載時の情報です

roomEXPLACE × 共働き未来大学 イベントを開催!

 

「共働き未来大学」では、このたび、roomEXPLACEにて、チーム育児・共働き入門セミナーを実施しました。この企画は、第一子を出産後に育休を経て2020年春に職場復帰する方向けに実施し、8名の方(うちご夫婦でのご参加3組)にお越しいただきました。

 

みなさん、職場復帰を目前に不安と期待でいっぱいのようすでしたが、育児にも仕事にも前向きな方が多く、終始和気藹々、大盛り上がりの2時間でした。

「共働き未来大学」ファウンダーの小山と、プロボノで人材開発コンサルタントの田所のファシリテーションのもと、共働きカップルをめぐる社会の動きや企業の取り組みなどをシェア。同じくプロボノの宮下からは、地元江東区に暮らす先輩ワーママとして、地域の情報や体験談を話してもらいました。

『“共働き方” 見える化シート』のワークでは、新生活に向けた育児と仕事の両立や、家事分担などをテーマに、各家庭のタスクなどを洗い出しました。みなさんとても積極的で、大盛り上がり。普段、なかなか夫婦で暮らしを振り返ったり未来について考えたりする機会がないからこそ、こうした場を活用してみるのもいいですよね。

 

「共働き未来大学」では、今後もパパママ向けの企画はもちろん、働き方の多様化に応じたさまざまなイベント、記事の配信をして参ります。

roomEXPLACE様、東京地下鉄株式会社様、この度はありがとうございました!

 

 

Posted by 編集部

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