共働き未来大学では、11月23日(土)、\リアルトーク&ミートアップ/ 男性育休から考える、これからの「家族」と「働き方」を開催しました。今回は熱気に満ちたイベントのようすをレポートします!
今回は40名以上の方にご参加いただき、会場(株式会社ワーク・ライフバランス カンファレンスルーム)は開始前からものすごい熱気でした。
特にご家族(ご夫婦、お子様連れ)でのご参加も多く、キッズスペースもすぐに満席状態に!参加者のみなさんには受付時にポストイットをお渡しし、「参加の動機」や「聞いてみたいこと」を自由に書いていただきました。
企業の人事としてのご意見、育休取得経験のある方からの感想、取るかどうか迷っている方からのお悩み、育児と仕事の両立に関する話題……さまざまなお立場、方向性からたくさんのコメントが寄せられました!
記事での反響も大きかった “育休移住” 体験談
共働き未来大学が発信する記事の中で、昨年の年間トップ閲覧数を誇った 育休移住の記事。
今回のゲストの一人、ワーク・ライフバランスコンサルタント大畑 愼護さんが経験された1年間の育休と南国フィジーでの暮らしには今もなお多くの方が関心を持たれているようです。
#リアルトーク男性育休
大畑さん一家で起きた、
・価値観のズレはどんなものだったのか?
・どう擦り合ったのか
気になります!— nakatani kenchan (@knh_nktn) November 23, 2019
オープニング講演の冒頭、フィジーでの生活をまとめた動画が流れ、3人のお子さんたちがのびのび暮らしているようすが映し出されると会場からは賑やかな笑い声も聞こえました♫
Z世代と育休経験者による白熱パネルトーク!
大畑さんの講演のあとは今回のメイン企画のトークセッション。3人の男性ゲストも交え、育休についてのリアルトークが繰り広げられました!
青地 広信さん
1978年生まれ / 外資系医療機器メーカー勤務 / 共働き未来大学プロボノ
会社で初の長期男性育休となる4ヶ月間の育休を取得し、非イクメンから脱皮。育休は “家族の幸せの総和を増やす” きっかけに。
鈴木 庸介さん
1983年生まれ /商社勤務 /
昨年度、6ヶ月間の育休取得。育休のテーマは “ポスト平成の家族・キャリア戦略”。
池田 颯さん
1996年生まれの Z世代 / 令和新社会人としてソフトバンク株式会社に入社
株式会社manmaが運営する「家族留学」に参加しさまざまな共働き家庭を体験。
大畑 愼護さん
1987年生まれ / 株式会社ワーク・ライフバランス コンサルタント
育休復帰後は、週4正社員として復帰、複業でフィジー英語学校の留学カウンセラーをしている。
左から、共働き未来大学ファウンダー小山、池田さん、青地さん、鈴木さん、大畑さん
冒頭、話題は夫婦間での「意識合わせ」について。大畑さんのオープニング講演を受けて、「片方が育休を取りたいけど片方はそのニーズを感じていないような場合はどうしたらいいのか」といった質問も出ていました。
認識合わせは大切ですよね〜 育休をどっちが、どのタイミングで取るかのどの様に話し合い方が気になります! #リアルトーク男性育休
— めぐもり-MegMory- (@megu3mori8) November 23, 2019
「育休を取るかどうか」だけで話を進めるとかみ合わなくなることもあるので、そもそもの目的や「どうありたいか」を明確にすることを心がけるといいですね、といった話が出ていました。たしかに、育休の取得は目的ではなく手段でしかないですからね!
鈴木さんからは、新婚旅行中にこれまでの終身雇用とそれを支える専業主婦といった常識的なライフパスへの疑問を持ち始めたといったお話がありました。
商社マンの鈴木さんは、新婚旅行で「LIFE SHIFT」を読み、これはまずいなと思うように。
妻のキャリア支援のために育休を取得しようと思った。
#リアルトーク男性育休— 共働き未来大学 (@tomobatamirai) November 23, 2019
周りに対しては後ろめたさも少しあった。
専業主婦に支えられるシステム。
チームにプレゼンをしたが、当事者にしか関心を持ってもらえないとも感じた。
「育休を取る=子煩悩なパパ」と思われてしまう。
#リアルトーク男性育休— 共働き未来大学 (@tomobatamirai) November 23, 2019
育休明けは時短で復帰したが海外出張が多い仕事上、両立とやりがいの間でジレンマを感じることも少なくないという鈴木さん。企業の働き方改革を支援する大畑さんからは、介護時代の到来を例に、制約がある人が育児中の世代だけではなく50代にも増え、危機感を覚える企業も多いというお話が。会場は『選ばれる会社』 の話題に。
介護離職もジワジワきている。
見た目にもわからない事が多い。
とある企業では「介護見舞金」を出したところ、顕在化した事例も。育休は限られた年代だけの話ではなく、誰にとっても働きやすい社会をつくる一つのきっかけ。
#リアルトーク男性育休— 共働き未来大学 (@tomobatamirai) November 23, 2019
育休をとっても「応援される社会」をつくりたいですね。
会社としても「育休」などの制度を整えないと「優秀人材の流出」に繋がるのかなと。
「新しい」ではなく、「嬉しい」と言える社会へ。
— 子供の習い事研究家@スタートゥー編集長 (@startoo_) November 23, 2019
Z世代の池田さんからは、「新卒にとっては “上司ガチャ” が話題になる。 男性育休取得は上司の運ゲーム? そこらへんめちゃくちゃ気になる!」 という質問が。ここでも選ばれる会社はどんどん優秀な人材を囲い込んで成長しているといった事例が展開されました。
研修で知り合った友人の紹介で、こちらの講演を聞きに!
この言葉がかなり印象に残っている#リアルトーク男性育休 https://t.co/jM2ngwAeqj— 内勤ハヤセ (@Naikin_hayase) November 23, 2019
そして終盤の話題は「サードプレイス」へ。長年同じ会社にずっと居ることで世の中のスタンダードが分からなくなる、市場での自分の価値を知るには会社の外で自分を試したりコミュニティに属すのもいいといった話に。共働き未来大学プロボノの青地さんからも、プロボノ活動のおもしろさなどが語られました。
今日の講演でもあったな、サードプレイス! https://t.co/K95H88QWji
— 内勤ハヤセ (@Naikin_hayase) November 23, 2019
白熱のトークセッションは当初の予定を少しオーバーし1時間超、みなさんと有意義なディスカッションができました。会場からもツイート、質問が寄せられ熱量に包まれていました。
かいつまんでレポートしてきましたが、当日のようすが少しでも伝われば幸いです!
今回は、トークセッションの後に35分程度のミートアップ(交流会)の時間も用意し、みなさんそれぞれにつながりを深めていました。
今後も、“共にはたらくを楽しもう” のコンセプトを体現するさまざまな企画を実施していきたいと思います!ご来場いただいたみなさま、お越しいただきありがとうございました!
⇧今回は、共働き未来大学が協力する『ゆとりうむプロジェクト』様より、商品サンプルのご提供がありました。
(ゆとりうむプロジェクト様、ありがとうございました!)
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