はじめまして!3月から「共働き未来大学」プロジェクトにプロボノ参画しております、髙山 優です。
大阪で30年間暮らしてきたのですが、昨年12月より妻、子ども(4歳、1歳)を大阪に残し、転職で単身東京にやってきました。
<大阪の自宅にて、娘と>
私がこのプロジェクトに参加した大きな理由は、夫婦間の「共働き方」も非常に大事ですが、それを実現させるために企業、組織における「働き方」を変えていかなきゃ!という思いが強かったからです。
そういう観点での情報発信やイベントなどでみなさんと関われたらな、と思っておりますので、よろしくお願いします!
本当に働きたい人が働き活躍できる社会に
私は前職人材系の企業で人材不足の深刻化、それに伴う組織課題をたくさん目の当たりにしてきました。関わっていた事業は派遣サービスで、SE(システムエンジニア)をメインとしたITに関わる人材に特化した派遣営業をしてきました。昨今の人材不足で有効求人倍率も「約1.5倍(当時)」といわれ人材が採用できない世の中ですが、IT系人材は約5倍以上だったので、本当に人材が足りず、組織運営に大きな影響を与えていました(ちなみに現在のIT・通信の有効求人倍率は6.8倍のようです)。
大きな要因は、少子高齢化であるのは間違いないのですが、それだけではなく、育児や介護といった「働きたくても働けない人」が増えてきていることもまた一因です。私はこのことを知り、「解決すれば人材不足も低減され、働きたい人が活躍できる世の中に変わっていくのではないか」と思いました。そして、実際にアクションを起こしている仲間と共に発信していきたいと考え、このプロジェクトに参加することになりました。
これからの働き方って?
今、社会は大変革時代に来ていると思います。ライフプランや働き方、組織のあり方は従来のロールモデルが通用しなくなると思います。個人においては寿命が「80歳→100歳」と長寿化してきており、「60歳で引退」だとそこから40年も生活していかなければならず、必然的に60歳を超えても働くことになります。さらに企業も、「平均寿命23.5年」という数字が出ており、1社で新卒~定年まで働くということも現実味がなくなってきています。組織においては「超高齢社会」により労働力の確保が大命題となり、人材確保ができず倒産する企業も出てくるのではないでしょうか。
このような未来がすぐそこまで来ていることを踏まえて、個人と企業はそれぞれアクションを起こしていかなければならないと思います。
<個人>
- 自分自身のスキル(パフォーマンス)を認識し、他社でも通用するスキルを身に着ける
- ライフプランを見つめ直し、再設計する(家族のいる方は特に)
<組織>
- 雇用における考え方の改革(意識改革に基づいた就業規則・社員の働き方の見直し)
- 外部人材の活用(他社で副業・兼業をしている正社員の雇用など)
すでに実行されている人や企業はありますが、その数としては非常に少なく、まだまだ意識改革と制度変更に向けて提案・発信し、浸透させていく必要があると思います。また、これらが浸透していけば、先ほどお話しした「働きたいのに働けない人」が活躍できるようになるのではないでしょうか。
「人生100年時代」の社会をどう生き、どういう未来を描くか。
私は「まだ70年もあるのか」とポジティブに捉えていろんなことにチャレンジしていきたいなとワクワクしています。自分の人生を会社に委ねることなく、どう生きるか個人で考えなくてはならない時代。変化を楽しみ、それを発信、共有していきたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。