2017.09.21,

vol.4 100平米のマンションは本当に広い?固定観念の怖さを知る

こんにちは!小山佐知子です。
“共働き子育て家庭の「暮らす」「働く」「育つ」が叶う家づくり” というテーマで我が家のリノベーションプロジェクトを連載でお送りしています。

第4回目のきょうは、住まい広さをテーマに綴っていこうと思います。

 

「100平米は広くて60平米は狭い」は大間違い!?

以前書いたように、北海道でのびのび育った私にとって理想の住まいは「戸建住宅」だったわけですが、住まいの広さについても独自の価値観(というか固定観念)を持っていました。

お恥ずかしながら、これを話すと東京の人にはだいたい失笑されてしまうのですが…

このプロジェクトを行うまで、私にとってのあるべき家の広さというのは、最低100平米(理想130平米)でした。

こんな私に、都内に住む友人たちは「臨海タワマンの上層階とかなら130平米あるんじゃない? ま、3億円くらい出せば買えると思うよ。」などと失笑していたのでした。

彼らの言う通り、現実は甘くなく、100平米超えは金額的に夢のまた夢…。実際に購入した物件は66平米と、なんと理想平米数の約半分でした。新居について、私は立地や環境面などほとんどの部分に満足していたものの、この66平米という “狭さ” だけは唯一の妥協点でした。(ちなみに東京育ちの夫の意見は「こんなもんでしょ」と。)

ちなみに、今回このプロジェクトの総指揮を務めてくれる建築家モトは私の小学校からの同級生なので当然私のこの価値観はよく知っています。がゆえに、彼にもまた「北海道の感覚で東京で家探しちゃだめだよ」と笑われてしまいました。

ある日のミーティングでモトが私にこう尋ねました。

「どうして66平米が狭いって決めつけるの?」と。

ん?? と怪訝な顔をする私に、モトは続けて言いました。

「66という数字は変えられないけど、実際の平米数より広く感じられる空間はいくらでも作れるよ!」

100平米のマンションでも間取り次第では狭さや圧迫感を感じるのだとか。私の中に先入観や一方的な決めつけがあることを知った瞬間でした。

 

「〜でなければならない」は自由な発想の天敵!

もう一つ、私の固定観念を覆す出来事がありました。間取りを考えるミーティングでのこと。モトがこう言ったのです。

「廊下っていらなくない? なくしちゃおうよ。」

最初は彼が言っている意味がわかりませんでした。廊下をなくす??

そもそも、廊下は部屋と部屋をつなぐ空間。見慣れている新築マンションの間取りなどでも必ず廊下は存在しているため、私は「当然あるべきもの」だと思い込んでいました。

でも、モト曰く「設計上、廊下が必要な理由は特にない」ということで、あえて廊下がない居住空間を提案してくれました。このほうがスペースを有効活用できて一石二鳥とのこと…!脱帽です。

ちなみに、こちらがリノベーション前の間取り(3LDK)です。

部屋と部屋、リビングの “つなぎ” として廊下が存在しています。
さらに66平米に無理やり3部屋作って3LDLにしていたことでバスルームや玄関はかなり狭く、収納スペースも限られていました。販売者の都合優先で住む人にやさしくないなぁ…という印象です。

↑確かにこうやって見ると、通路でしかない廊下って無駄スペースですよね。電気をつけても薄暗い。
このままの状態で住むなんてとても無理だな〜という感じです。

 

狭くない!? 開放感と一体感のある新空間

前回もご紹介しましたが、そしてこちらが確定したリノベーション後の間取りです。驚くほど開放的になっています!

もはや何LDKと表現したらいいのかよく分かりませんが、プライバシーを大切にしつつ、家中どこにいても家族の気配を感じられる間取りになりました。
(コンセプト「キッチンを中心とした家づくり」については前回のコラムをご覧ください)

廊下をなくしたため居住空間の割合が増え、パウダールーム(3畳半)や、夫が希望していた戸建サイズ(1618)のバスルームが実現できました。

また、この家の中心であるキッチンの横にはオープンスペースの書斎を設置し、勉強や仕事に集中できるようにしました。

 

図面が決まったところで、いよいよリノベーション工事が始まります!
次回は解体作業の様子を中心に綴っていきたいと思います。
おたのしみに!

Posted by 小山 佐知子

共働き未来大学ファウンダー、ワーク・ライフバランスコンサルタント 【プロフィールはこちら】

関連記事