2020.04.30,

コロナ禍で子どもと一緒に在宅勤務!みんなどうしてる? 〜後編/ストレスとの戦い方〜

新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛に伴い、在宅勤務をしている方も多いと思います。

 

「共働き未来大学」では、緊急事態宣言が出る直前の4/3(金)〜4/7(火)までの5日間、『コロナショックを受けて「共働き夫婦の在宅勤務」についてのアンケート』を実施し、会社員やフリーランス等で働く共働き中の方(n55名)に回答をいただきました。

前編では「住宅事情/空間問題」という切り口から夫婦同時の在宅勤務について取り上げ、「同じテーブルに居ながらの同時オンライン会議は音がかぶるので厳しい」、「午前と午後、夫と妻でワークスペースを交換している」といった体験談をご紹介しました。

 

アンケート結果では「子どもが家にいての在宅勤務はしんどい」という声も多く寄せられ、中には「どっちが子どもを見るかで夫婦喧嘩が勃発!」といった回答も。回答者の78%が子どもがいるパパママということで、まさに今、お子さんを見ながら在宅勤務をされていると思います。

 

在宅勤務に子どもが加わった途端、試練が増幅!

 

実際に「子連れ在宅勤務」をしている読者からこんなお悩みが寄せられました。

Aさんの会社は、3週間前から全社的にテレワークに切り替わりました。その1週間後、緊急事態宣言を受けた区からの呼びかけで、学童と保育園の登園を自粛することに。まさに「子どもも仕事も」の状態になり、状況が一変。Aさん曰く、「5分先すら読めない日が多い」のだとか。休校中の息子の勉強プランを立ててスプレットシートで妻と共有したりもしましたが、予定通りに進んだ日は2週間のうち1日だけ。

 

「今思うと、妻と二人で在宅勤務をしていた頃の喧嘩なんて可愛いもんでした」とAさん。上の子はタブレット学習などでまだ  “時間稼ぎ” ができるものの、常に “遊んでモード” な下の子がいる以上、なかなか業務に集中できない、と頭を抱えます。このことで夫婦は「今はどっちが育児メインにするか」で言い合いに。

 

Aさんは、多いときで1日に6本ものオンラインミーティングがあり、たった5分間のインターバルで5時間話し続けた日もあったとか。娘を脇に抱えて対応した日も数知れず…と話すAさんは、事務作業やアウトプット系の仕事の効率を上げるために自主的にコアタイムを設定し、現在は朝4時〜7時で業務に集中しているようです。

 

 

Posted by 小山 佐知子

共働き未来大学ファウンダー、ワーク・ライフバランスコンサルタント
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