こんにちは、小山佐知子です。
いつも「共働き未来大学」からの発信をお読みいただきありがとうございます!
私ごとですが、「家づくりプロジェクト」をスタートすることになりまして、今回はそのお話を綴っていきたいと思います。
先日、築19年の中古マンションを購入しまして、これから自分たちが住みやすい空間につくり変えていく予定です。このプロジェクトを友人たちに話したところ、「おもしろいじゃん!工事の経過をぜひUPして!」との反応多数。
「共働き子育てしやすい家」をコンセプトにしたリノベーション(※)なので、楽みながら書いていこうと思います。
さて。
私は現在、3歳1ヶ月の息子と会社員の夫と3人で浦和に住んでいます。現在の住まいは賃貸マンションで、入居は4年目。以前は都内に住んでいましたが、妊娠をきっかけに夫の実家があるこの町に引っ越してきました。
長いこと不妊治療をしてきたのでこれまではなかなか家とか暮らしのことを真剣に考えるきっかけがありませんでしたが、子どもの誕生をきっかけに住宅購入を考え始めました。
とはいえ、一口に住宅購入といっても、さまざまな住まいの形がありますね。私たち夫婦は「中古マンション」に絞って物件を探しました。
東京育ちの夫はともかく、私は北海道でのびのび育ったこともあり、基本のマインドセットは「戸建住宅派」なんですが、経済面やライフスタイルなどを現実的に考えるとマンション、中でも中古物件がベストかな?と着地。(このあたりの背景は次回詳しく書きます)
こうして始まった我が家の “住活” 。
「いま住んでいるエリアでいい中古マンションがあればいいなぁ」と、隙間時間にネット情報をみたり地元の不動産屋さんで情報収集したりすること約1ヶ月。
ある日、義理の実家のすぐ近くを息子と散歩していた時に、たまたまとあるマンションの前で足が止まりました。不動産屋さんがまさに今、「当マンションの○○○号室に空きがでました!」というノボリを立てていました。縁とタイミングとはこのこと!とばかりに、次の週末には内覧をし、気づけばその翌月には購入の手続きが完了していました。人生、モノゴトが動くときは動くのですね。これには自分でもびっくりでした。
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スケルトンリノベーションで理想を叶える!
こちらも次回詳しく書く予定ですが、中古マンションとはいえ、せっかくの “持ち家” 。家族がトコトン楽しく、自分たちらしく暮らせる住まいにしたい!と考え、私たちは最初からリノベーションありきで考えていました。それも、部分的なリフォームではなく、「スケルトンリノベーション」と呼ばれる、骨組み以外をまるごと替える大規模な工事を前提にしていました。
ただ、住活していて気付いたのですが、中古マンションは、築年数などによってはリフォームをした状態で販売されているケースも多くありました。特に劣化しやすいキッチンやトイレ、浴室などの水回りは部分リフォームされていることが多く、情報サイトなどでも 「○○社のシステムキッチンを導入しました!」 といったフレーズがよく目に付き…。即入居したい方にとってはリフォームされていたほうがいいのでしょうけれど、私たちはスケルトンリノベーションを考えていたので、むしろ汚くてもいいから安く出している物件を狙っていました。が、なかなかそうした物件には出会えず、購入した物件は、トイレと全部屋の壁クロスがリニューアルされていました(壊すのにもったいないな、と罪悪感が少々…でもトイレ自体は再利用可能なのでまあいいか、と)。
「暮らす」「働く」「育つ」を考えた家づくり
働き方コンサルタントである私がさまざまな企業の方とお話していて感じるのが「場所にとらわれない働き方」の必要性です。最近は社内がフリーアドレス席になっている企業もありますし、そもそも「会社に来なくても快適に仕事ができる」ようにリモートワークや在宅ワークの制度や仕組みを整えている企業も増えてきました。
我が家も、私は独立して仕事をしているのでオフィスはあれど働き方はリモートワークが中心です。会社員の夫も、今年から新設されたサテライトオフィスで仕事することが増えましたし、今後は全社的にリモートワークが解禁されるようです。
スケルトンリノベーションは設計がほぼ自由にできるため、予算次第ではいかようにもなります。私たち夫婦の働き方はもちろん、ゆくゆく小学生になる息子の勉強空間もセットで「家族みんなが快適な家とは何か」考えています。 “リビング学習” にも対応できるよう、家族の存在を感じながら集中できる空間を作っていきたいなと思います。
vol.1 、お読みいただきありがとうございました!
次回は、「中古マンション×リノベーションにした理由(新築分譲マンションを見て感じたこと)」をお送りします。
(※)リノベーションとは
既存の建物に大規模な工事を行うことで、性能を新築の状態よりも向上させたり、価値を高めたりすること。建物寿命が長い海外と比べ日本ではあまり馴染みがありませんでしたが、住宅以外にも、少子化で廃校になった学校をオフィスや福祉施設に生まれ変わらせるなどの取り組みが浸透してきています。
(※)リノベーションの設計は自由ですが、購入前にマンションの管理組合に許可を取る必要があるので購入時期には注意が必要です。中には管理組合の会合の結果を待っている間に物件が売れてしまったというケースもあるようなので、許可が必要な場合は早めに連絡を取ることをお勧めします。