こんにちは!共働き未来大学編集長の小山 佐知子です。
共働き未来大学では、2018年12月現在、このプロジェクトを一緒に作ってくださるプロボノメンバーを募集しています。
プロボノってナニ!?
という方もいらっしゃるかもしれませんので、初めに少しご紹介させていただきます。
とても解りやすいこの記事を書いてくれたのは、まさにこのプロジェクトを支えてくれているプロボノの山田郁子(通称、山ちゃん)。プロのライターでありながら、フリーランスの多様な活躍の機会創出を目的としたプロジェクト(coしごと tsu.wa.ru)を立ち上げ運営している2児のママです。
山ちゃんとの出会いは、一般社団法人さいたまキャリア教育センター代表理事の古川晶子さんからのご紹介でした。「保育園に預けにくいフリーランサーやフルで保育園に預けなくても自分のペースで仕事を続けたいクリエイティブ系フリーランサーがチームで仕事を受注できる仕組みを創りたい!」と考えていた山ちゃんが古川さんにキャリア相談に行ったのがきっかけでした。「それなら小山さんのところでプロボノしながら道を考えてみるのありかもよ?」とおつなぎいただき今に至ります。
そんな山ちゃんは現在3歳と7歳の娘さんの育児をメインにしており、「今は(フルタイムで)ガツガツ仕事をしない時期!」と決めています。ゆくゆく時間的にももっと働ける時が来た時のためにスキルアップや人脈づくり、事業計画などに注力中。
「この先も長く働きたいからこそ、中長期的な視野でキャリアを考えている」という山ちゃん。ライフイベントとキャリアが天秤にかけられやすい女性だからこそ、キャリアの視野を広げることは重要ですね。
インタビュー「プロボノになって良かった点は??」
山田:一言でいうなら「視野が広がった」ということですかね!
小山:視野の広がり…大事だよね!
山田:子どもを持つと(質・量として)仕事がしにくい、みたいなことが社会でよく言われていますし、私もそう思っていました。でも、私自身、こうやって自分の仕事以外のプロジェクトに関わってみるとそれってけっこう思い込みによる部分が大きかったことに気づかされたんです。
小山:なるほど…というと?
山田:「働きにくい」というのは決してママのスキルや環境といった個人的な問題じゃないということ。逆に言えば、働きにくさの要因は家庭や社会などいろんなところにあるということ。例えば、どんな働き方であれ、共働きをする以上、パートナーとの協力や意識合わせが必要ですが、それができなければ家庭の中のワンオペからは抜け出せません。「働きやすさ」はある程度身近な環境面に関しては努力や工夫次第で変えられるのではないかと気づいたんです。
小山:確かにそうだよね。スキルを磨くことも大事だけど、環境を整えるって大事だよね。特に家族の理解や協力は欠かせないよね。
山田:昨今、働き方の問題はさまざま論じられていますが、どこを切り取ったとしても、結局は全部ひとつながりなんじゃないかなと思って。例えば、妻が働けるように夫にも家事や育児をして欲しかったら、そもそも夫自身が早く帰ってこれる環境にないといけない。最初は「妻の問題」だと思っていたことも突き詰めて考えてみると「夫の会社の(働かせ方の)問題」に落ちていったり。
小山:わかるな〜!どれだけ企業主導で働き方改革を実行しても、働く人の生活とセットで考えていけないと、問題を解決するための行動にはならなな、と私もコンサルティングをしていて感じてる。
山田:共働き未来大学でも、以前、ライターの今井さんが「フラリーマン」に関する記事を書いていましたね。会社がどれだけ「残業するな、早く帰れ!」と言って強制的に帰宅させられたとしても、最終的に家に帰れないことには何かが好転することはないんです。
小山:自分、自分の会社、パートナー、パートナーの会社、そして社会……。問題はつながっているよね。
山田:私は主に執筆をメインで関わっているのですが、取材やメンバーとのディスカッションを通してこうしたことを体感できました。今後はそれを自分の仕事にもどんどんアウトプットしていきたいですね。
小山:アウトプットは大事よね!
山田:今までは独りよがりというか、自分の枠組みだけで考えて思考が堂々巡りすることもあったけれど、プロボノとして関わることで、利害関係を超えた人間関係の中で思考がとてもフラットになりました。それに色んな価値観やバックボーンの方と知り合えるので、刺激が多いです。自分自身のスキルや強み、それに弱みについても客観的に見直すこともできましたし、この経験は「職場」では味わえなかったかもしれません。
人生100年時代を生き抜くための“無形資産”をいかに築くか
働く女性を取材していて思うのですが、出産前にある程度バリバリ働いて収入もあった人ほど、産後はそんな過去が呪縛となって自分を追い込んでしまう傾向があるようです。以前とは状況が全く違うのにもかかわらず、稼げていない、思うように働けていない自分が情けなくて焦ってから回る……。実は私(小山)自身もだいぶ苦しんだ一人です。
でも、人生100年と考えればこそ、出産前後の30代(40代)なんてまだまだこれから!です。これからいくらでもチャンスはあるし、働ける。35歳転職 限界説だってとっくに崩壊していますよね。
だからこそ、ライフイベントを機に働き方そのものを変えたり、複業したり、プロボノとして活動してみたり…何らかのチャレンジを初めてみるのは本当に大事なことだと感じています。目先の有形資産(お金)よりも、今の自分だからこそ蓄えられる無形資産のほうが将来につながる価値は高いかもしれません。
プロボノメンバーを募集しています!
共働き未来大学では、プロジェクトをご一緒してくださるプロボノメンバーを募集しています。
2017年秋にスタートした本プロジェクトはまだまだスタートアップ期。さまざまな取り組みを模索しながら走っています。今後は働き方改革分野やマーケティングでの企業との協業も行っていく予定ですので、ぜひみなさんの力を貸していただきたいです!
■こんな方に来て欲しいです!
- ライター 記事の執筆・取材ができる方。共働き未来大学のコラムの執筆や企業との協業企画を立案できる方
- カメラマン プロでなくて全く構いません!スキルを磨く場として活用していただける方
- WEBコンテンツ制作(イラストレーター使用)
- イベントの企画・運営
- キャリアカウンセラーとしての活動経験がある方
- プロジェクト等でのファシリテーターのご経験がある方
- BtoB営業のご経験がある方
■応募条件
- 月1回程度の全体ミーティングに参加(オンライン可)できる方、共働き未来大学の理念に共感できる方
- 民間企業等での実務経験がある方
- 学生インターンも同時に募集しますのでインターン希望の方は別途ご相談ください応募・お問い合わせはこちらから
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