2017.10.02,

2035年正社員が消える? フリーランスのチーム化が変える働き方の未来

えっ? フリーランスがチームを組む? しかも正社員が消えるの!? そう疑問を抱いた方、多いかと思います。でも、ご存知ですか? ここ最近、フリーランスがチームを組み、仕事を請け負うことを目的に「Teamlancer」(エンファクトリー)、「TeamWorks」(クラウドワークス)といったサービスが続々とリリースされ、 “フリーランスのチーム化” がひと際注目を浴びていることを——。

なぜフリーランスはチームを組むのか

答えはずばり、大きなプロジェクトに関わることができ、仕事の幅が広がる! これに尽きるのではないでしょうか。
フリーランスは、一人で稼働するがゆえに仕事量や受注先をなかなか増やすことができない、という問題を抱えがち。ですが、得意分野が異なるフリーランスが集まる→チームを作ることで、その総合力は格段に上がります。例えばエディターとデザイナーがつながれば一冊まるまる単行本の仕事が。同じく、WEBエディターとwebデザイナーがつながれば、サイト作成を丸ごと請け負える——。
‟フリーランスのチーム化”とは、先に述べた問題を解決するだけではなく、仕事の幅とその質が大きく飛躍することにもなるのです。

2035年には個人(フリーランス)で働くことが一般的に

では、正社員はどうなるのでしょう。実は2016年に厚生労働省が発表した報告書「働き方の未来2035」~一人ひとりが輝くために~では、正社員の未来をこう描いています。

2035年の企業は、極端にいえば、ミッションや目的が明確なプロジェクトの塊となり、多くの人は、プロジェクト期間内はその企業に所属するが、プロジェクトが終了するとともに、別の企業に所属するという形で、人が事業内容の変化に合わせて、柔軟に企業の内外を移動する形になっていく。その結果、企業組織の内と外との垣根は曖昧になり、企業組織が人を抱え込む「正社員」のようなスタイルは変化を迫られる。(略)企業に所属する期間の長短や雇用保障の有無等によって「正社員」や「非正規社員」と区分することは意味を持たなくなる。

企業がプロジェクト型の組織になるにつれて、働く側も、自分の希望とニーズに応じて、自分が働くプロジェクトを選択することになる。

働く人は仕事内容に応じて、一日のうちに働く時間を自由に選択するため、フルタイムで働いた人だけが正規の働き方という考え方が成立しなくなる。同様に、それより短い時間働く人は、フルタイマーではないパートタイマーという分類も意味がないものになる。

要約すると、

 ・「正社員」制度が崩壊する。
 ・多くの企業は「プロジェクト型」の組織形態を取るため、個人がやりがいを感じるプロジェクトを自ら選択し働くようになる。
 ・フルタイムという概念はなくなり、仕事に応じて働く時間を決めるようになる。

そう、プロジェクト案件ごとに集まるフリーランスたち、‟フリーランスのチーム化”と全く同じ働き方が一般化する時代が訪れる、ということなのです。

2035年まであと18年。仕事に合わせる働き方から個人がワークスタイルを選ぶ時代へ。本格化する‟フリーランスのチーム化”は、未来の働き方に大きな影響を与えていると言えそうです。

Posted by Yamada Ikuko

編集&ライター業のママフリーランス。会社員の夫とともに「わが家らしい共働きスタイルってなんだろう?」と日々模索中。
詳細プロフィールはこちら

関連記事