夫婦会議は第三者を交えるのがオススメ!
「お金」を軸に、夫婦のありたい姿を可視化
みなさんは「ライフプランニング」はされたことありますか?
私と夫は、毎年、知人のラインプランナーに “家計の見える化” をお願いしています。プランナー主導でさまざまヒアリングをしてもらいながら、貯蓄・給与見込み・日々の暮らしにかかる費用などのお金回りを洗いざらい出し、「子どもは何人ほしいか」、「将来どんな暮らしを想定しているか」といった希望や価値観を加えて、シミュレーションを出してもらっています。お金の面から「暮らしは成り立つのか!? いざというときに困らないか!?」を客観視することで「仕事つまらないから辞めちゃえ!」というような衝動的で無計画なキャリアチェンジも避けられると感じています。
我が家では、給料の管理は基本的に別々にしていて、将来について日常生活の中で話すこともほとんどありません。ただ、この年に1度の機会はとても大事にしています。なぜかというと、ライフプランナーという第三者を交えて現状の確認と将来の展望を語ることで、冷静に家族の目線合わせができるからです。
結婚した直後のライフプランニグ会で、「ゆきさんは、今後も会社で働き続けるつもりですか?」と聞かれ、そのとき初めて「いずれ退職して独立するかもしれない……」と言葉に出しました。夫に直接相談したというよりは、3人で話す中で私の気持ちや悩みを夫に知ってもらったという感じです。逆に夫の気持ちをそこで初めて知ることもありました。
過去5年間、我が家では毎年これを積み重ね、その都度「もしも自分が退職したらどうなる?」という “プランBシミュレーション” もざっくりその場でしてもらってきました。特に大きな動きがない時期や、決断が未確定の時期でも、定点観測的に家族でお金の話ができたのはよかったなと思います。同時に、夫婦間で心の中や価値観の変化などを把握できていたので、いざ動くときはゼロから話をする必要もなく、精神的に楽でした。
実際に私が退職を決意したとき、夫には「8月に会社を辞めるね」と、もはや決定事項として伝えました。5年間の “三者面談” の効果があってか、夫は特段驚いたり慌てたりせずに受け止めてくれました。
家庭の未来を考える上で、共働きであればなおのこと「キャリア」と「お金」は重要なテーマです。でも2人で改まって話すのはちょっと恥ずかしいし気が引ける…という方も多いのではないでしょうか。
そんなときは、第三者のプロを交えてみるといいかもしれません。